ネコとアロマとアルコールについて

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友人が飼っている「やまちゃん」。かわいい。

 

ネコに精油をかけたり付けたりすることは,止めてください。

また,衣類スプレーや香水,洗剤や柔軟剤の扱いも,注意が必要です。

 

 

・ネコはアルコールや精油成分を体内で分解できない

→うまく体外に排出されない

→中毒を起こしたり,死に至る場合もある

と言われています。

 

原液を使用しないという点についてはヒトにも共通していますが,その危険度が桁違いであると思っていただけると良いと思います。

 

※これは,人間は原液を使っても良いという意味ではありませんので,都合の良いように解釈しないでくださいね(じゃあ紛らわしい書き方するなと言われそうですが)。

精油やアルコールの吸入や付着は,それだけ動物へのリスクが高いということが言いたいのです!

 

 

ということで,ネコが精油を舐めたり深く吸ったりしないように,気を付けてください。

今後もし,精油をネコに使用することがプラスであるというエビデンスが出れば書かせていただきます。

現在のところは見当たらないですね。

 

 

新型コロナウイルスの感染予防などで,良かれと思って除菌シートを使ったり,精油でネコにもきれいな空気を吸わせてあげようと思われていた方もいらっしゃるかもしれません。

 

そのような方に,知り合いの獣医師さんは,「ペットを清潔にしてあげる時は,温めたタオルで拭いてあげたり専用の除菌剤を使ってほしい」とアドバイスされていました。

ネコのからだの負担がないように,ケアをしていただけたらと思います。

 

 

(余談)

今回はネコについて記載しましたが,動物は個体差があれど,全体的に精油使用は禁忌とされています。

特に,いわゆる小動物には使用しないようにした方が良いでしょう。

 

大動物については,一部の成分を利用した薬品などが治療に使われており(有名なのはlメントールなど),精油成分が実際のケアに役立っている部分もあります。

しかし,それはあくまで成分を利用して作られた人工物であり,アロマセラピーに用いるような,植物から採れた精油ではありません。

大型動物に精油を使用しようと思うと大変な量が必要になり,現実的ではないかと考えます。

 

 

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